カリキュラム

Curriculum

カリキュラム

犬・猫の知識の習得

犬・猫の知識の習得

犬と猫の生物科学的な違い

犬は雑食性の肉食の為、肉以外にも野菜や果物が好きな子もいます。猫は完全な肉食です。炭水化物などを与えてしまうと、消化力が弱いのでお腹を壊してしまう子もいます。犬は持久力に優れ、運動量が必要ですが、猫は運動神経が良く、短時間で激しい運動をしますが、持久力はありません。

犬・猫の知識の習得

犬と猫の性格の違い

犬は集団生活を好み、人や家族との関係でオキシトシン(愛情ホルモン)を分泌し絆を深めていきます。猫は単独行動を好み、コルチゾール(ストレスホルモン)の影響を受けやすいので、猫が安心できる環境を築くことが大切です。安心できる環境が整うと、家族への愛情も増していきます。

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犬と猫の飼い方

犬は犬種にもよりますが、運動量が必要なので、広いスペースや散歩などの習慣が必要です。また、歯周病にもなりやすいので、口腔ケアも大切です。散歩中に、ノミ、マダニなどの寄生虫にも気を付けて、予防接種も忘れずに行いましょう。猫は室内飼いでも大丈夫ですが、高いところを好むので、キャットタワーや、狩猟本能をくすぐるオモチャなどを用意してあげると良いでしょう。また、爪とぎなども必要です。猫の健康のバロメーターはトイレの尿を把握しましょう。尿が減ってくると、腎臓疾患の疑いもあります。また、多飲や水を飲まないと体調を崩すので、水を楽しく飲む工夫、例えば流れる水飲み器などを用意しましょう。

ケアの技術

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ケアの必要性

私たちの大切な家族であるワンニャンですが、悲しいことに言葉の壁があります。
ワンニャンが痛い、辛いなどを感じていても、具体的にどこが痛いのかを、人間のように辛い症状を家族に詳しく伝えられません。体調が悪くても、すぐに気付いてあげるのが難しいのが現状です。アーユルヴェーダは医学のルーツと言われていますが、合わせて、予防療法としても高く評価されています。アーユルヴェーダの基本的な考えは、健康を維持し、病があれば早く気付くことが大切としています。そのため、日ごろからのケアは、ワンニャンの体調不良を早く気付くきっかけとなります。早く気付けば、早く治療が進み、結果、ワンニャンの長寿に繋がります。

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ケアで得られるもの

ワンニャンのケアは、決して無理強いするものではありません。人間も同じく、マッサージが好きな人もいれば、苦手な人もいるからです。ですが、昔から「手当」という言葉があり、お腹が痛いと自然と手をお腹にあてたり、熱があると、お母さんがおでこに手を当ててくれたりと、手を当てるだけで癒されることがあります。ワンニャンにも、日ごろから優しく触れていくことで、癒しを与え、リラックスすることができます。そのようなスキンシップの中で、ワンニャンの不調を早く感じ取ることができるだけでなく、信頼関係へと発展していきます。信頼関係ができると、お薬を飲ませるときや、病院に連れて行くときも、過度の抵抗が少なくなります。
ワンニャンや飼い主にとっても幸せに繋がります。

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ケアと獣医師との連携

日ごろからケアや食事に気を付けていれば、病院に行かなくても良いと言うことではありません。人間も、定期検診や人間ドックに行くように、ワンニャンも定期的な検診や、予防接種も必要です。ケアをすれば大丈夫ではなく、ワンニャンと一日でも幸せで、元気に一緒に暮らせるよう、信頼できるかかりつけの獣医師は必ず見つけておきましょう。また、ケアしている時に気づいた異変なども、獣医師に相談しましょう。例えば、日ごろのマッサージで、普段は気持ち良さそうにしていたのに、ある場所を触ると嫌がったり、食事の量が減ったり、多量の水を欲したり、尿の量が減ったりするときは獣医師に相談に行くタイミングです。ワンニャンも人間と全く同じです。自分でするケアには限界があることも理解しておきましょう。

しつけと健康管理

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犬と猫の個体の違いを理解しよう

犬はもともと集団生活で生きてきました。なので、一人でお留守番の時間が長いと、ストレスを感じてしまいます。また、運動量も必要です。散歩の習慣や、一緒に遊ぶ時間も取ってあげましょう。散歩に行くときには、変なものを口にしないか、また他の散歩している人やワンコとの触れ合いは大丈夫かなど、観察が必要です。
猫は、単独で生きていくため、過干渉にならないように注意しましょう。猫から甘えてくるときは、思いっきり相手をしてあげましょう。甘えていても、急に飽きたように、プイっとしますが、しつこく追いかけず、猫のペースを大事にしてあげましょう。

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犬のしつけ

犬の場合、男の子はマーキングの習慣があり、室内でもマーキングする子もいるので、トイレトレーニングが大切です。また、無駄吠え、噛みつきなども注意が必要です。食欲旺盛な子も多いので、過食に注意が必要です。犬も猫も、肥満の原因は100%飼い主です。欲しがるから、可哀そうだからと、食事を欲しがるままに与えてしまうと、その結果、糖尿病や腎臓病などを誘発し、後悔することになってしまいます。
大切な我が子同様のワンニャンなので、食事をコントロールするのも愛情です。
犬のしつけが難しく感じるようであれば、獣医師や、犬のトレーニングセンターに相談するのもお勧めです。近隣のセンターを探してみましょう。

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猫のしつけ

猫の場合、基本的にはあまり手がかかりません。トイレも覚えが良い子が多いです。ただし、犬よりも猫の方が、何かを覚えさせるのは難しいので、根気よくしつけていきましょう。猫の問題行動に多いのは、爪とぎです。大切な家具や家の柱などで爪をといで、傷つけてしまうこともあります。家具や柱を保護するカバーを用意したり、猫の喜ぶ爪とぎを用意する必要があります。また、猫は上下運動が好きなので、背の高いキャットタワーなど、登れるものや、狩猟本能をかき立てるようなオモチャなどを置いて、ストレスを発散させてあげることで、問題行動を減らすことができます。

プログラム一覧

  1. はじめに
  2. 犬の種類 (犬種の違い、特徴)
  3. 猫の種類 (猫の種類、特徴)
  4. 新しい家族を迎える準備 (犬・猫)
  5. しつけ (犬・猫)
  6. 犬・猫の年齢や成長過程
  7. 犬の気持ち
  8. 猫の気持ち
  9. 身体を知ろう-特徴
  10. 解剖生理学-(部位・骨格・筋肉・肉球)
  11. マッサージの基本-背景
  1. マッサージの手技
  2. アロマについて 
  3. ワンニャンハッピーケアー猫バージョン
  4. ワンニャンハッピーケアー犬バージョン
  5. マルマ(ツボ)への刺激
  6. 肉球のマッサージ
  7. 高齢期の注意点 (犬・猫)
  8. 犬・猫の健康管理
  9. 健康作りの食事
  10. お見送り
  11. 提出課題

料金表

コース名教材認定費授業時間
テキスト55,220円教材購入から課題提出まで約6か月